指揮者ベン・ザンダーの講演に行く
昨日は3年のロンドン滞在から帰った友人の歓迎会。ヘビーな話をたくさんしたのだがヘビー過ぎるので省略。
で今日はボストン・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者であり、ビジネスの世界でも「人の可能性を引き出すコーチ」としての講演が大人気のベンジャミン・ザンダーの講演に行く。
音楽を通して人の可能性を引き出すということを、情熱ほとばしる語り、会場全員参加のコーラスやアマチュアの弦楽4重奏の即興指揮を通じて、体感させる。
まさにワールドクラスの人物の凄さを、同じ空間で体感できるのは、全くすばらしい。
ただ、主催者(イベント会社?)は経験不足?
レシーバーを配布して通訳が隠れて話す並行型ではなく、通訳が横に居て話を1つ1つ止めての逐語型のため、話の勢いが殺がれてしまう。これは、一流の講演でやってはいけない。
しかも、同時通訳のスキル不足。最後のキーフレーズ "Coaching is on just a sentence away." (コーチングに必要なのはたった1つの文章だけ)を、「コーチングは1つの文章です」と、苦し紛れな誤訳をしている…
前の外資が毎年やっていた社員総会のほうがこのあたりのレベルが高い。大企業はやはり1つ1つの行動のレベルが高い。
しかし、過剰品質、ということもある。
少々粗くても、極上なものをがんばって届けてくれるところが、ベンチャーの良さだ。
細かいことは、気にしない!