クチコミュニティ・マーケティング
連休に読んだ本の紹介2
クチコミュニティ・マーケティング2-実践編 (日野 佳恵子)
2003年の本だけど、時代は着実にこの方向に動いている。流行り廃りの早い消費者マーケティングの分野だけど、古典としての価値があると思う。
『クチコミュニティ・マーケティング』 とは
- 大量広告は『商品の存在』を認知させる。CMが大量に流れている、サラ金や缶コーヒーやビールなど、衝動買いする類の軽い商品なら、それだけでOK。
- しかし、消費者は本当に重要なものは、『クチコミ』で確かめないと買わない。『信頼できる相手』と接触し、対話する中ではじめて、『購買する動機』が高まる。
- そんな『クチコミの市場』で勝ち抜くための1つのカギは、明確な理念。会社も商品も、理念によってオンリーワンな存在になり、クチコミという厳しいハードルに耐えられる。
というもの。
実際僕も、重要なものを買ったり調べたりする時には、AMAZON, 価格ドットコム、教えてGoo(旧OK-Web)、などのネットの書き込みはチェックするし、電気製品ならビックカメラの店員さんと結構おしゃべりするし。本の内容は教科書的に正しい。
さらにこの本の特徴は、「女時(めどき)」、「接触→対話→記憶」、「心のマーケティング」、「一本立てる」、など、わかりやすいコンセプトが満載。そして、これらは全て、豊富な現場の事例から編み出されたものであるということ。体験から語った本は、『共感』できる。情報過多な時代にあって、共感って強い。前の渋井真帆の本と同じ。
ただ、僕が担当するのは、法人相手の商売が多い。クチコミって効きにくいのだ。
(知人ブログ記事を紹介) 法人営業でクチコミをあてにしてはいけない
で、どうするか?
前のIT企業のころから、その打開策として考えたのが、『事例』 と 『物語』。
誰かが、「私は当時こんな悩みを抱えていました。でもある日これに出会い、これこれの結果、解決の方向に向かっています・・・」 と、自分の物語を語る。人はそうゆうものに共感するのだ。
で。
この続きは、後日・・・。
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